山形県小国町に住みながら、小国地方や飯豊地方の山から採れる素材を利用して、
土地の生活の中に残る"モノを編む"技術を学びながら作品を作っています。
材料となる胡桃の皮やあけびのつるには一本一本個性があるために、
出来上がる作品はひとつひとつに個性が生まれます。
また材料は採れる時期が決まっており、個人の採れる量にも限りがあります。
山の資源を守るため、使う材料は成長の早い種類に限定しています。
山の恵みを上手に利用することは「山の手入れ」にもなります。
丹念に手入れをしつつ、あとは森の豊かさ、限りない懐の深さから
出てくるものを楽しみに待ちます。
山の恵みとして生活の中で使っていただけるような実用品を編んでいます。
居心地のよい、創造的な暮らしをしてきた昔の人々からも
大切な何かがわたしたちに紡がれ組み込まれていけるように。
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