kegoya けごや

ブナの共食い?  木々のつながり

 

先日山に行ってきたとき面白いものを見てきたので少し写真に撮ってきました。1枚目のものは左から延びるブナの枝を右のブナが食べているように見えていますね、牙までついているよう。このブナはあと何年かすると完全にくっついて水分のやり取りができるようになるでしょう。山で木を伐っているとたまに出会うのですが初めは偶然にこすれあい当たっている枝同士がそのうち完全にくっついてしまうものがあります。枝同士が地上でくっつくというのは珍しいものですが、実は地面の中では根っこ同士がお互いにくっついて、水分養分をやり取りしていることはめずらしいことではないそうで、実際に果樹農家ではそれを利用した剪定法もあるそうです。下の写真はたまたまそのつながりが、地上に露出した珍しい写真なので載せてみました。少しわかりにくいのですが右に1本左に幹の折れた株が一つ真ん中奥に生きたものがもう1本ありますが、これらは互いに繋がり合って栄養・水分をやり取りしています。その証拠に、左の株は地上部分がないのにもかかわらず、根っこは枯れずに隣り合う2本の木々を助けながら死なずに生きています。すごいですね。少し長くなりましたが、ちょっとした自然の神秘でした。