kegoya けごや

木炭品評会

 少し前のことになりますが、山形県木炭品評会で今年は最優秀賞を頂きました。昨年は、かすりもしなかったのでとてもありがたいことです。全体としては出品数は多かったものの楢枯れという材料木の病気のため品質に皆さん苦労しているようでした。なかなか、里山の荒廃と高齢化の進む大変な業界ではあります。

そんな品評会の講演で「海外から炭が入らず、日本の炭が足りない」・「仙台の新築住宅の3割が薪ストーブを導入している。やはり震災の時の記憶から電気がなくても温まれる薪ストーブが選ばれている」というのです。10年ほど前に燃料屋さんに「炭・薪などの固形燃料は未来がない」と言われ、在庫がたまっても製炭を続けてきた自分にとっては、最近聞いていたボブディランの「時代は変わる」とかぶり余計に感慨深く感じてしまいました。というわけで?これからも細々としっかりと炭焼きを続けさせていただきますね。