kegoya けごや

風50+

『記念図録冊子刊行販売
「風50+」オールカラー64頁
過去14回に出展された作家の中から51名の作家による
代表作の作品写真とプロフィール。
そして「作家にとっての幸せ」についての全員からの文章で構成されています。
参加作家は以下の皆様です。(掲載順)
 
荒川尚也・舞良雅子・下地康子・成田理俊
伊藤環・菅原博之・安齋新、厚子
津田清和・富井貴志・川端健夫
藤崎均/studio fujino・名古路英介
香田進・佳子/アトリエ倭・加藤キナ
大濱由惠/Ohama・長野麻紀子/Anima uni
吉田史/OLD TO NEW・長南芳子/a.A.
立川博章/LCF・大桃沙織・佐々木ひとみ
佐藤祐子・松塚裕子・大谷哲也・大谷桃子
中本純也・大野七実・萩原千春・萩原朋子
瀬川辰馬・岡本純一/Awabi ware・熊谷峻
さこうゆうこ・井上枝利奈・海藤博・波多野裕子
齋藤田鶴子・冨沢恭子・いわもとあきこ
高見由香・濱野太郎・宮本佳緒里・戸塚みき
勢司恵美・熊谷茜・吉田慎司・鈴木有紀子
森友見子・にしむらあきこ
浅野英雄、眞左子/初雪・ポッケ・クロヌマタカトシ』(工房からの風ブログより)
 
いよいよあと一週間近くとなりました、工房からの風。
今年は15周年記念の図録も作成され、当日販売されます。
kegoya(熊谷茜)も記念のこのタイミングで本に綴じられることになり、本当に幸せです。
はじめて出展した2009年にご一緒した同期の作家さんもちらほら。
ご一緒したことはなくても、作品からもそうですが、作る日常が一緒ということでどこか影響を受け、今後も受け続ける作家さんたちと一冊の本に綴じられることは、はじめてかごを編んでから14年経つ私にとって、大きなごほうびのようです。
 
今回、作品写真と一緒に文章を寄せています。
「作家にとっての幸せ」というテーマが編集をされる稲垣さんから投げかけられました。
『ものづくりにはいろいろな苦労があるけれど、それを超えた幸福が作家にはある。
だからこそ、この仕事が続いている。ならば、作る人たちの幸せを一冊に編んでみよう。(工房からの風ブログより)』
 
二人の子どもが産まれたここ5年ほどは、いろいろな人に助けられながら、なんとか子どもと無事に生活する、という毎日でした。
本や映画などからは離れ、頭の中も空っぽで文章なんて出てこないと思っていました。
でも、「作家にとっての幸せ」というテーマでは、球根の形のかごのことを書くことができました。
球根との対話のような、確かにあったあの時間を真空パックにできたようでした。
 
合間合間に手が作り続けた時間と、空っぽではなく、作っていくこと自体が思考や好奇心をつないできた、ということの発見。
本当に、うれしかった。
この機会をくださった稲垣さんありがとうございます。
すっきりとした図録です。
たくさんの作家さんたちの幸せを内包した種のような言葉が詰まっています。色々な方へ届きますように。