kegoya けごや

2016.6.24-6.29
ヒナタノオト個展 木小屋生まれのかごたち

 

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ヒナタノオトで『木小屋生まれのかごたち』と題して個展を行います。
2009年、ヒナタノオトの稲垣さんがディレクターの野外クラフト展『工房からの風』に出展させて頂いたときも、雪や風にさらされて古老のような肌になった雪囲いの板で壁を作り、木小屋を再現してかごを展示しました。

イギリスの野外クラフト展『Art in action』の、作品を作って並べて販売する、ということだけではない野外クラフト展を目指し、『工房からの風』ははじまり、来年15周年だそうです。
★工房からの風ブログ記事

稲垣さんはものづくりに携わる様々な仕事を川に例え、川下が販売するお店やギャラリーだとしたら、川上は自然から材料を取り出すところを含め、ものに落ち着かせる作家だとします。川上からのものづくりを見つめてくれています。
自然の中に掻き分けて入るときに勇気をくれるのは、長靴と軍手と稲垣さんの言う『川上』という言葉です!

原石は循環の中にあり、そのままで美しい風景を構成している。
その原石を取りだし、かご細工の場合は腐敗したりしないよう根切り、皮むき、乾燥、保存、などの手間隙をかけてものをつくると、かごという結晶になり、人の生活の中の一部になる。また違った美しさを持って。

工芸という分野では川上の工房の役割は大切です。
木小屋では窓の外は田畑や山が広がり、材料となるあけびやくるみも生えています。2階には乾燥させたあけびやくるみを保管しています。
働き者でおおらかな木小屋という場所の完成を、ずっと見つめてくれたヒナタノオトで喜んでもらえる個展、ありがとうございます!

ヒナタノオト:exhibition: